三重 合言葉は1点ずつ 追い上げ及ばずも沖田監督は満足顔「次へ次へ、つなぐ意識でやってくれた」

[ 2021年8月24日 15:24 ]

<敦賀気比・三重>8回2死、三重・宝田は三塁内野安打で一塁にヘッドスライディング、4安打とする(撮影・井垣 忠夫)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第11日は24日、甲子園球場で3回戦が行われ、7年ぶり出場の三重(三重)は3大会連続出場の敦賀気比(福井)に3-6で敗れた。

 序盤のビハインドが痛かった。初戦で樟南に完封勝ちした2年生エース・上山が初回に6安打を浴びて5失点。さらに2番手の辻も2回に1点を失い、6点を追いかける展開を強いられた。

 沖田展男監督は「上山は立ち上がり、コントロールが定まらず、ストライクを取りに行った球をコンパクトに打たれてしまった」と振り返る。それでもベンチでは“1点ずつ”を合言葉にして、あきらめることはしなかった。

 「きのうの近江高校のように1点ずつ返していけば何とかなると話していました。中盤からいい当たりが増えたが、正面を突いてしまった。終盤はみんなが次へ次へ、つなぐ意識でやってくれたと思います」

 3回以降は堂々の無失点。逆に打線は7回に1点、8回に2点を奪って、敦賀気比を慌てさせた。沖田監督は悔しさを見せつつ、チーム一丸となってあきらめない姿勢を見せ続けたことには満足顔だった。

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