京都国際 2年生エース・森下が投打で奮起!「自分で取り返したかった」 同点被弾直後に会心決勝打!

[ 2021年8月24日 10:43 ]

第103回全国高校野球選手権 3回戦   京都国際6-4二松学舎大付 ( 2021年8月24日    甲子園 )

<二松学舎大付・京都国際>力投する京都国際先発の森下(撮影・河野 光希)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第11日は24日、甲子園球場で3回戦が行われ、初出場の京都国際(京都)が3年ぶり出場の二松学舎大付(東東京)を6-4で下し、ベスト8一番乗りを決めた。

 
 2年生エースの森下が意地を見せた。今大会初の延長戦となった10回、2死一塁から左翼線に決勝の適時三塁打。レフトがボール処理に戸惑う間に自らも生還し、2点を勝ち越した。

 3点リードで勝利目前だった9回、1死二、三塁から二松学舎大付の7番・桜井に痛恨の同点3ランを浴びていた。それでも、きちりと気持ちを切り替えて打席に立った。失敗を取り返すような会心の一打。それだけに喜びもひとしおだった。

 「自分が取られた点なので、自分で取り返したかった。ファウルかな…と思ったが、フェアに入ってくれて良かったです」

 今春の選抜、2回戦では東海大菅生に9回2死から逆転サヨナラ負け。それだけになおさら、同じ悔しさは味わいたくなかった。森下は「選抜と同じ思いをしたくないという気持ちを込めました」と安どの笑みを浮かべた。

 投げては10回で142球を投げて12奪三振、4失点。9回を除けば安定したピッチングだった。「9回までは90点ぐらいの内容だったと思います」と落ち着いた口調で振り返ると、「ベスト8一番乗りはうれしいです」と早くも次の戦いを見据えた。

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