近江・井口は幻の本塁打に「明日もチャレンジャー精神で」

[ 2021年8月19日 12:00 ]

第103回全国高校野球選手権1回戦   日大東北―近江 ( 2021年8月19日    甲子園 )

<近江・日大東北>3回2死、近江・井口が左越えに本塁打を放ったが…(撮影・成瀬 徹)
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 2時間以上の降雨中断を経て、近江の初戦はノーゲームとなった。3回2死から1番・井口遙希が左翼に放った先制ホームランも幻に終わった。カウント1―1からの135キロ直球を振り抜いた一打に「しっかりと自分のスイングができた。手応えはすごく良かった。2死からでも塁に出ることだけを意識した。ベース一周のときは頭が真っ白だった」と井口はノーゲームとなってからでも興奮を隠せなかった。記録には残らない本塁打だが「切り替えて、チャレンジャー精神で準備したい」と気合を入れ直した。

 先発した2年生右腕・山田陽翔も「試合間隔は空いていたけど、練習のイメージに近い投球ができた。再開したら投げられる状態は作っていた」と中断中はキャッチボールと肩周りのストレッチで、肩が冷えないように取り組み、常にボールを手にして感触を確かめていた。「甲子園を経験できたし、次も初回をしっかり初回を3人で抑えて入りたい」と再試合もマウンドに臨む意気込み。多賀章仁監督も「5回まで甲子園を経験できたのは良かった」とノーゲームを前向きにとらえていた。

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2021年8月19日のニュース