DeNAの後半戦初勝利を呼んだ19歳・森敬斗 後輩に贈った粋なプレゼントとは

[ 2021年8月19日 23:44 ]

<D・神>初回、適時打を放つ森(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAの後半戦初勝利に貢献したのは高卒2年目の森敬斗内野手(19)だった。初回無死二塁で、阪神先発の藤浪の159キロの直球を右前先制打。2回も154キロ直球を同じく右前打して2安打と存在を示した。前半戦終盤の7月10日に出場選手登録され、後半戦もチームに新風を吹き込んでいる。そんな森が後輩に粋な贈り物をしていた。

 森は中学時代は地元・静岡の「島田ボーイズ」で主将としてチームをけん引した。

 指導を受けた故・沢本正樹監督(17年急逝・享年56歳)は、DeNAの前身・横浜大洋の内野手。そのため、ユニホームは「ベイスターズ」のものを一部模していた。つまり、森は当時から「横浜」を身にまとっていた。その後、桐蔭学園(神奈川)から入団。その「縁」は、森にも感慨深いだろう。

 入団後には、島田ボーイズに約100万円の工事用発電機を提供した。後輩たちは、その電力で動く打撃マシンで白球を打ち込み「将来の森敬斗」を目指している。

 当時コーチの鈴木亨監督(60)は、17日の阪神戦のプロ初猛打賞の試合後にLINEで本人とやりとりしたという。「今の選手たちには憧れの先輩。頑張ってもらいたい」とエールを送っていた。(DeNA担当・大木 穂高)

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2021年8月19日のニュース