豊上ジュニアーズ、難敵撃破で2回戦進出 エース本橋好投6回1失点

[ 2021年8月19日 05:30 ]

高円宮賜杯第41回全日本学童軟式野球マクドナルド・トーナメント第2日   豊上ジュニアーズ7-2小名浜少年野球教室 ( 2021年8月18日    新潟県 )

<豊上ジュニアーズ・小名浜少年野球教室>6回まで力投した豊上ジュニアーズの本橋
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 ハードオフ新潟など新潟県内5会場で1回戦の残り14試合を行った。前回4強の豊上(とよがみ)ジュニアーズ(千葉)は12回目出場の小名浜少年野球教室(福島)に7―2で快勝。エースの本橋智哉投手(6年)が6回3安打1失点と好投した。野沢少年野球クラブ(長野)、戸出西部サンダース(富山)は初出場で初勝利。19日は2回戦16試合が行われる。

 憧れの選手に向かって球を投げ込んだ。

 豊上ジュニアーズ・本橋は捕手・福井のリードで6回3安打1失点と試合をつくった。7回にはバッテリーが入れ替わる場面もあり、2人のホットラインで難敵を撃破。本橋は「うれしい。絶対抑えようと思ったが緊張した」とほほ笑んだ。

 殊勲の右腕は「福井とバッテリーを組みたかったから、野球を始めた」と振り返る。実は低学年だった頃に千葉県内で好投手として知られていたのは福井の方だった。その福井の球を受けたいという一心で、小2から野球を始めた本橋だが、投手としての才能が開花。今では自らがエースとなり、捕手に転向した福井とのコンビが誕生した。

 チームは初出場した16年に16強、前回19年は4強とステップアップ。今後の戦いに向けて本橋は「まずは(先輩と同じ)準決勝に行きたい」と目標を口にした。

 攻撃面では好機で大振りせず、内野ゴロで得点する堅実な打撃を披露。高野範哉監督は「今年は決勝に出たい」と期待を込めた。(倉地 城)

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