京都国際 夏も初出場初勝利 決勝ソロの4番・中川 夏は「勝つことに目標が変わっている」

[ 2021年8月19日 17:47 ]

第103回全国高校野球選手権 2回戦   京都国際1―0前橋育英 ( 2021年8月19日    甲子園 )

<京都国際・前橋育英>2回無死、先制のソロ本塁打を放つ京都国際・中川(撮影・河野 光希)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第6日は19日、甲子園球場で1回戦と2回戦が行われ、第1試合は降雨ノーゲーム、第2試合は雨天中止となったが、第3試合では今春選抜に続いて夏初出場となった京都国際(京都)が5大会連続出場の前橋育英(群馬)を1―0で下し、夏の甲子園初勝利を飾った。

 打線は0-0で迎えた2回、先頭の4番・中川が左翼席へのソロを放ち先制した。

 投げては先発のエース左腕・森下が初回に1死満塁の危機を連続三振で脱すると、2回にも3者連続三振など、キレのある直球と低めに制球されたスライダーを武器に4安打で10三振を奪う130球の力投。完封勝利を飾った。

 殊勲の決勝ソロを放った中川は「こすり気味で入るかどうか分からなかったけど、入って良かった」とコメントした。捕手としてもエース・森下の好投をアシストし、「(森下は)調子はそれほど良くはなかったけれども、一生懸命投げていた。それにチーム全員で一生懸命応えた結果が、0点に抑えたことにつながった」と振り返った。

 雨で試合開始も遅れる中での戦いとなったが、「小牧監督から、気持ちだけは切らせるなと言われていた」と中川。選抜では初戦で勝利も、2回戦では東海大菅生に逆転サヨナラ負けを喫しており、「選抜は出ることが目標、そこから勝つことに目標が変わっている」と前を見据えた。

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