【大谷と一問一答】「最後は全部三振を取るつもりだった」 節目の40号には「あまり気負うことなく」

[ 2021年8月19日 12:23 ]

試合後のオンライン会見に臨む大谷

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が18日(日本時間19日)、デトロイトでのタイガース戦で「1番・投手」で投打同時出場し、8回を6安打1失点、8三振で、自身7連勝で8勝目(1敗)を挙げた。試合は3―1だった。打撃は2―1の8回にメジャー最速40号となるソロを放ち、4打数1安打1打点、1得点で1三振だった。メジャーで自身初めて勝ち星と本塁打を同時にマーク。球団の左打者ではレジー・ジャクソンを抜き、シーズン最多本塁打記録も樹立した。

 以下、試合後の主な一問一答。

 ――効率よく長いイニングを投げられた。
 「四球がなかった。そこが一番良かったところかなと思います」

 ――自身の本塁打で8回に2点差に広げた。
 「あの段階では次の回に投げるか投げないかわからなかったので、チーム的にも個人的にも大きな一本だったと思います」

 ――9回まで投げたかったか。8回で十分だったか。
 「十分だったということじゃないですけど、6回からけっこう思い切り投げていたので、抑えも素晴らしいですしどちらがいっても勝つ可能性はあるかなと思います」

 ――7月のヤンキース戦の後から好投が続いている。
 「四球が少ないのが一番かと思うので。今日みたいにあまりビジターの試合で慣れていないマウンドでアジャストできるところは最近はいいかなと思います」

 ――スプリットがよく落ちていたから、終盤に多投したのか。
 「そうですね、状態も良かったですし。序盤はもちろん球数の調整しないといけなかったので、どちらかというとカット、スライダー寄りの投球だったんですけど、点差が点差でしたし、最後の方は全部三振を取るくらいのつもりではいきました」

 ――昨日の大谷選手の打席の中でテレビ解説のジャック・モリス氏が不適切発言をし、チームから謹慎処分を受けた。
 「聞きはしましたね。動画でですけど。処分に関してはあまり僕はということではないので。個人的には全然気にしていないですし。影響力のある方だと思うのでそこら辺は難しいところかなと思います」

 ――相手主砲カブレラ選手の500号に王手をかけていた。カブレラ選手への思いは。
 「もちろん素晴らしい打者なので。人としてももちろん素晴らしい方。本当に記念に1本ソロ打たれてもいいと思うくらい、野球をやっていたら誰しもが尊敬している選手だと思うので。個人的にも早く見たいなと思っています」

 ――カブレラ選手への投球プランは。
 「配球というより、甘く入れば打たれますし。ファンの人が期待している中での打席なので、やっぱり打ちづらさは普通の打席よりはあると思うので。その辺りに助けられた部分はあるのかなと思います」

 ――節目の40号に到達したことについて。
 「まだ終わってはいないので。もちろん30台から40台に移るっていう意味では大きいことだなと思いますけど。今日みたいに甘い球をしっかりと打てる打席が多ければ、良い結果がでるかなと思うので。あまり気負うことなくというか、打席の中でしっかりとその打席をつくれればと思っています」

 ――投球フォームではテークバックがコンパクトになったように見える。どういう意識で投げているか。
 「テークバックも動作の中の一つなので、全体的なバランスで見た時にどうなのかなというところではあるんですけど。まだまだシーズンの中なので、終わってから、どこが良かった悪かったと全体で把握していればいいかなと思うので。今は悪かったところを改善して、良いところを続ける。ただそれだけでいいかなと思います」

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