高松商・藤井 6打点の活躍に「打撃は100点満点」 同点の8回には決勝の3点三塁打

[ 2021年8月19日 21:41 ]

第103回全国高校野球選手権 2回戦   高松商10-7作新学院 ( 2021年8月19日    甲子園 )

<高松商・作新学院>8回2死満塁、勝ち越しとなる適時三塁打を放ち雄叫びを上げる高松商・藤井(撮影・河野 光希)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第6日は19日、甲子園球場で1回戦と2回戦が行われ(第1試合は降雨ノーゲーム、第2試合は雨天中止)第4試合は2大会連続21度目の出場となった高松商(香川)が、10大会連続出場の強豪・作新学院(栃木)を破り、3回戦に進出した。高松商は1996年以来、25年ぶりの夏勝利で春夏通算60勝目。さらに松商学園に続き、4元号での勝利を記録した。

 白星をもたらしたのは、4番の藤井のバットだった。同点に追いつかれた直後の8回、2死満塁の勝ち越し機で中堅越えとなる走者一掃の3点三塁打。大きな追加点で決着をつけた。この日は5回に2点適時打を放つなど6打点の活躍。「急きょ、4番として起用してもらったので、何とか期待に応えたい思いだった。打撃は100点満点です」と表情を崩した。

 一時は5点差を追いつかれる苦しい展開だったが、チームに焦りはなかった。香川大会では5試合中、3試合で逆転勝ち。特に準決勝、決勝ともに4点差を逆転するなど粘り強い野球がモットーで、藤井は「香川大会でもリードされる展開があったので、動揺はなかった。夏の甲子園で校歌を聞くことができてよかったです」と、甲子園に鳴り響いた25年ぶりの校歌斉唱を喜んだ。

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