堀内さん「課題があるってね、希望ですよ」 なかなか勝てない直江にアドバイス「期待してますよ!」

[ 2021年8月19日 16:11 ]

堀内恒夫氏
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 元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫さん(73)が19日、自身のブログを更新。なかなかプロ初勝利に手が届かない巨人の3年目右腕・直江大輔投手(21)に具体的なアドバイスを送った。

 巨人は17、18日に松山でヤクルトと対戦したが「まず、1つ疑問が湧いた。8勝・9勝しているピッチャーを早々に替えてまだ勝ち星をあげていないピッチャーをなぜ5回のマウンドまで引っ張ったのか…」と堀内さん。巨人の先発投手陣はここまで高橋優貴投手(24)がリーグトップの9勝、戸郷翔征投手(21)がそれに次ぐ8勝を挙げているが、戸郷は15日の中日戦(東京D)で5回途中2安打2失点で降板、高橋は17日のヤクルト戦(松山)で4回途中5安打2失点で降板。一方、戸郷と同期でプロ未勝利の直江は18日のヤクルト戦で2回に2点先制を許して4回まで5安打2失点ながら5回も続投し、無死一、二塁のピンチを招いて降板した。堀内さんはまずはそこに疑問を持ったという。

 だが、「という疑問は置いておいて」とした上で「やっぱり、まだ足りないねぇ」と直江に言及。「直江の良さ、特筆すべきはスライダー。これがいい。いいんだけどスライダーだけじゃ1軍のローテーションピッチャーには入れないよ。誰かが良くなればすぐに落とされてしまう」と“現在地”を指摘した。そして「じゃあ、どうすればいいか。俺は全てにおいてもうちょっとと言った。例えば、体」として「線が細い。戸郷のように細くてもまっすぐで150キロ台が投げられればいいけど142~3キロではスライダーも生きない。だから足りない。もう少し体をガッチリ作ればまっすぐのスピードも上がるだろう。仮にスピードが上がってこないようであればコントロールの精度を上げていこう。課題はたくさんあるけど全てを少しずつ上げていけばいい」と具体的にアドバイスを送った。

 「直江のスライダー。曲がりが小さくてキレがいい。これに可能性を感じるよ」と堀内さん。「課題があるってね、希望ですよ。期待してますよ!」と昨年から何度もブログで言及している期待の直江に改めてエールを送った。

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2021年8月19日のニュース