作新学院・小針監督「心に残る試合ができた」 奮闘したチームや大会開催に感謝

[ 2021年8月19日 21:09 ]

第103回全国高校野球選手権 2回戦   作新学院7-10高松商 ( 2021年8月19日    甲子園 )

<高松商・作新学院>初戦敗退に肩を落とす作新学院ナイン(撮影・北條 貴史)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第6日は19日、甲子園球場で1回戦と2回戦が行われ(第1試合は降雨ノーゲーム、第2試合は雨天中止)第4試合は2大会連続21度目の出場となった高松商(香川)が、10大会連続出場の強豪・作新学院(栃木)を10-7で破り、3回戦に進出した。

 敗れた作新学院は2年ぶりの夏勝利とはならなかったが、小針崇宏監督は「序盤の失点が思ったよりも多くなり、後半、チームとして粘りを見せることができれば、と思っていたが、中盤から少しずつ出すことができてよかった」と、一時5点差を追いついたチームを評価した。

 相手の先発・徳田に対しては「コントロールが良くて、タイミングを外されるようなボールが多かった」と苦しみ、「何とか中盤から追加点が取れるように、逆方向を狙って、アウトコースに絞って狙っていこう」という指示を出したという。それだけに「前半からできればよかった」と采配に関しては反省した。

 雨による試合日程や時間の変更など苦しんだ側面もあったが、同監督は「大会を開催してくれたことに感謝して、そして、試合自体も心に残るような試合ができた」と清々しい表情を浮かべた。チームでは、大会前に部員2人のコロナ陽性が確認された。集団感染ではなくチームは準備を進めてきたが、紆余曲折あった大会だけに、選手がグラウンドで戦えたことに感謝していた。

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