広島・ピレラ 「最高の結果」 阪神戦16打席目での初安打が逆転満弾

[ 2020年7月24日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4-2阪神 ( 2020年7月23日    甲子園 )

<神・広(5)>6回2死満塁、ピレラは右越えに満塁本塁打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 広島のピレラが、ドデカい仕事をやってのけた。2点差を追う6回、藤浪から2死満塁の好機をつくると、1ボールからの2球目だった。外よりの154キロ直球を振り抜くと、打球は右翼ポール際に飛び込む逆転の満塁弾。11日の中日戦以来となる一発は、来日初のグランドスラムで決勝点にもなった。

 「前の打席で少し詰まっていたので、速いストレートに合わせて打ちにいきました。最高の結果になったね」

 藤浪に対して打線は攻めあぐねた。初回に鈴木誠、4回には松山が併殺に倒れるなど好機をいかせない。6回も直前の松山が見逃し三振で2死。流れを手放しそうな局面でピレラの一撃が生まれた。

 最近は不調でスタメン落ちが多かった助っ人だが、「コーチがずれている部分をアドバイスしてくれた」と復調気配を感じていた。4回の第2打席では内角直球に詰まり二ゴロだったものを即座に修正。ここまで阪神戦は無安打だったが、5試合目の16打席目で生まれた初安打が、ビッグな殊勲弾となった。好投していた森下のためにも「何とかしたかった」という助っ人が、連敗脱出に貢献した。

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2020年7月24日のニュース