首位・巨人 5点差追いつき2位・ヤクルトと引き分け 今季初神宮の有観客試合は“珍二塁打”も

[ 2020年7月24日 21:54 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―5巨人 ( 2020年7月24日    神宮 )

<ヤ・巨>7回無死、重信の打球を右翼手・山崎が追うもフェンスに直撃、そのまま突き破って客席に入ったという判定で二塁打となる(撮影・沢田 明徳)
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 首位・巨人が5点差を追いつき、延長10回の末2位・ヤクルトと5―5で引き分けた。ヤクルトは今季4度目、巨人は2度目の引き分けとなった。両チームのゲーム差は3・5で変わらず。

 先手はヤクルト。2回、エスコバーの四球と山崎の右前打に犠打で1死二、三塁とし、吉田喜が右前へ2点タイムリーを放ち先制した。さらに2死後、山田哲が右翼へタイムリー、青木の左中間への当たりは代わったばかりのウィーラーと丸がお見合いとなり(記録は適時打)加点。さらに村上にもタイムリーを放ちこの回5点をマーク。巨人の先発・今村をKOした。だが、それ以降は得点を挙げることが出来なかった。

 ドラフト2位ルーキー、吉田喜が5回98球を投げ、6安打2失点、4奪三振で勝利投手の権利を持って交代したが、中継ぎ陣が粘れず、プロ初勝利はお預けとなった。

 巨人は先発の今村が先発としては自己最短の1回2/3、57球を投げ5安打3四球、5失点で降板。パーラ、宮国が体調面でのトラブルで交代するアクシデントもあったが、5点差を追いつく粘りを見せた。5点を追う巨人は4回、四球の岡本を塁に置き大城が2試合連続となる4号2ラン。7回にはヤクルトの3番手・梅野から、先頭の吉川尚が4号ソロで1点返し、続く重信の当たりは右翼フェンスの金網を突き破って“消える”二塁打に。亀井の右飛で三塁へ進み、坂本の右犠飛で1点差。続く丸のバックスクリーンへの5号ソロで追いついた。

 なお、パーラは右腰の違和感、宮国は軽い脱水症状で大事を取っての交代。ともに病院には行かず25日については当日の様子を見て決める。

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