西海岸の開幕戦はドジャースが勝利 新人メイが急きょ先発 ヘルナンデスが4安打5打点

[ 2020年7月24日 14:12 ]

8回に2ランを放ったヘルナンデスをベンチで迎えるドジャースのベッツ(AP)
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 大リーグの“西海岸開幕戦”となるドジャース対ジャイアンツ戦が23日にロサンゼルスで行われ、7回に一挙5点を入れたド軍が8―1で初戦は白星。エースのクレイトン・カーショー(32)が腰痛で10日間の故障者リストに登録されたために、新人王資格を持つ198センチの右腕ダスティン・メイ(22)が先発マウンドに立つという緊急事態だったが勝利を収めた。8回には「6番・二塁」で先発したエンリケ・ヘルナンデス(28)がこの日4本目のヒットとなる2ランを放ってダメ押し。ヘルナンデスは開幕戦で4安打5打点という大活躍だった。

 メイは昨季にメジャーに昇格して14試合に登板。2勝3敗という成績を残したが、投球回数(34回2/3)が50イニングに達していないために新人王の有資格者となっていた。ドジャースの開幕戦で新人が先発したのは1981年のフェルナンド・バレンズエラ以来、39年ぶり。メイは7安打を許したものの、4回1/3を投げて1失点と大きく崩れることはなかった。

 2018年のア・リーグMVPでレッドソックスからオフに移籍し、開幕直前に12年、3億6500万ドル(約391億円)で契約を延長したムーキー・ベッツ(27)は「2番・右翼」で先発出場。7回には大量得点のきっかけになる左前打を放ったが、移籍初戦のヒットは巡ってきた5打席でこの1本だけだった。

 なお大谷翔平(26)が所属するエンゼルスは24日に敵地オークランドでアスレチックスとの開幕戦に臨むことになっている。

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