悪夢の広島 前夜2年ぶりセーブの一岡が5失点炎上、サヨナラ満弾被弾 今季抑え3人目も…

[ 2020年7月24日 22:09 ]

セ・リーグ   広島6―9DeNA ( 2020年7月24日    横浜 )

<D・広>9回1死満塁、佐野にサヨナラ満塁弾を浴び、がっくり引き揚げる一岡(撮影・会津 智海)
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 広島がまたも悪夢に襲われた。6―4と2点リードで迎えた9回、抑え役に回って2試合目の一岡が1点差に迫られた後で佐野にサヨナラ満塁弾を被弾。借金が再び今季ワーストの「5」と膨らんだ。開幕から28試合目で早くも4度目のサヨナラ負けだ。

 リリーフ陣の不安定な内容が続く今季を象徴するような試合となった。6回にピレラの来日初となる2戦連発の5号2ランで一度は逆転に成功し、6―4と2点リードで迎えた9回。マウンドには6番手の一岡が上がった。だが、一岡は先頭の柴田を死球で塁に出すと、これで動揺したのか代打・山下は四球で歩かせてあっという間に無死一、二塁のピンチ。続く梶谷に右前適時打され、1死も取れずに1点差とされ、さらにオースティンも四球で歩かせて無死満塁とすると、1死後、佐野に逆転サヨナラ満塁弾を浴びた。佐野は12球団の4番で最も遅い今季1号を放ってからこれで3戦連発となる3号だった。

 広島はリリーフ陣に不調が続いており、開幕1カ月で一岡が早くも3人目の抑え役だ。開幕当初は新助っ人スコットが守護神に任命されてたが、開幕3戦目となった6月21日のDeNA戦(横浜)では7回無失点と好投したドラフト1位ルーキー・森下の初登板初先発初勝利がかかっていた9回に登板して先頭のソトから佐野、ロペスに3連打されて無死満塁のピンチを招くと、宮崎に右中間へ2点適時二塁打を打たれて1死も取れずにサヨナラ負け。7月2日のヤクルト戦(神宮)では5―5と同点だった9回に登板したが、先頭の坂口を四球で歩かせると、山田哲、青木に連打されて無死満塁のピンチを招き、再び1死も取れずに20歳主砲・村上にサヨナラ満塁弾を被弾した。

 登録抹消となったスコットに代わって2人目の抑え役へと回った菊池保は8日のDeNA戦(マツダ)でプロ13年目にして初セーブをマークしたものの、19日のヤクルト戦(マツダ)、22日の阪神戦(甲子園)と2試合連続でリリーフに失敗。3人目にお鉢が回ってきた一岡は23日の阪神戦(甲子園)で2018年9月以来2年ぶりのセーブを挙げたが、連投となったこの日は1/3回でまさかの5失点となった。

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2020年7月24日のニュース