大リーグが“嵐”の幕開け ヤンキースが雷雨によるコールド勝ちでナショナルズを退ける

[ 2020年7月24日 12:15 ]

6回途中、雷雨に見舞われたナショナルズ・パーク(AP)
Photo By AP

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で60試合の短縮シーズンとなった大リーグが23日、4カ月遅れでようやく開幕。米国の首都ワシントンDCでは昨季のワールドシリーズを制したナショナルズがヤンキースと対戦した。

 しかしヤンキースが4―1とリードしていた6回表の1死1、3塁という場面で雷雨に襲われて中断。結局、試合時間よりも15分長い1時間58分に及ぶ中断ののち、降雨コールドでヤ軍が初戦で白星をものにした。

 ワシントンDCでの開幕カードは昨季のワールドシリーズ第1戦と同じ先発投手の対戦。ナショナルズはマックス・シャーザー(35)がマウンドに立ったが6回途中まで11三振を奪いながらも6安打を許して4点を失った。

 一方、昨季アストロズで20勝を挙げ、オフに9年3億2400万ドル(約347億円)という投手としては史上最高額でヤンキースに移籍したゲリット・コール(29)は、初回にアダム・イートン(31)に右越えへの本塁打を喫したが、与えたヒットはこの1本のみ。ワールドシリーズ第1戦ではシャーザーと投げ合って敗れたが、新天地初戦で雪辱を果たした。

 ヤンキースは初回、今月4日の練習で田中将大投手(31)の頭部に打球をぶつけてしまったジャンカルロ・スタントン(30)がシャーザーから左中間に飛距離140メートルの2ランを放って先制。3回にはアーロン・ジャッジ(28)の適時二塁打で3点目、5回にはスタントンが2死満塁から右前にタイムリーを放って4点目を加えた。

 なお昨季34本塁打、110打点を記録していたナショナルズの主砲、フアン・ソト外野手(21)はこの日になって新型コロナウイルスでの検査で陽性反応を示したことが判明。症状はないものの、復帰するには2度の検査でいずれも陰性を示す必要がある。

続きを表示

この記事のフォト

2020年7月24日のニュース