ソフトバンク敗戦もキラリ!2年目・板東 4回1安打無失点の好投

[ 2020年7月24日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―3日本ハム ( 2020年7月23日    ペイペイD )

<ソ・日>4回、2番手で登板した板東(撮影・中村達也)
Photo By スポニチ

 打線が今季ワーストタイの2安打に封じられ、ソフトバンクは日本ハムに1点差の惜敗。同率首位から陥落した。

 それでも、光明があった。2年目右腕の板東が4回から本拠地初登板。4回1安打無失点の好投を見せた。

 先発の笠谷が3回までに3点を失い、出番が回ってきた。「今日は投げると思っていた。展開次第でいつでもいけるように準備はしていた」。4回を43球でまとめ、ストライクが32球とテンポ良く投げ込んだ。直球、ツーシーム、カットボール、フォークを操り5三振を奪う力投だった。

 5回は1死一、二塁のピンチを招いたが、杉谷をフォークで空振り三振、近藤はカットボールで遊飛に仕留め「あそこを抑えられたことが自信になった。そこが一番の収穫ですね」と胸を張った。前回登板した16日のオリックス戦では3回2/3を無失点の好投。2戦続けて長い回を抑える結果を残したことで、先発候補にも浮上。工藤監督は「(先発の適性は)あると思う。いいストレートを持っているし、結果として出ている」と評価した。

 徳島・鳴門高時代から、甘いマスクで黄色い声援を浴びた右腕。1年目の昨季は1軍登板なしと、悔しい思いをした。バンデンハークが背中の張りのために離脱し、木曜日の先発枠が空いたことは板東ら若手にとってチャンスだ。

 この日は笠谷が起用されたが、来週について工藤監督は「どっちにするか考えたい」と含みを持たせた。投手陣は板東の後を受けた嘉弥真、高橋礼がともに1回を打者3人で封じる完全救援。指揮官は「投手は、3点は悪い数字ではない。良かったと思う。明日(24日)は頑張ります」と次戦に目を向けた。

続きを表示

2020年7月24日のニュース