近江“スーパー1年生”山田が投打で躍動 多賀監督絶賛「記憶に残るものになった」

[ 2020年7月24日 13:30 ]

滋賀県大会2回戦   近江―光泉カトリック ( 2020年7月24日    湖東 )

<近江・光泉カトリック>9回、最後の打者を打ち取り、捕手・浜口に駆け寄るスーパー一年生の山田(撮影・井垣 忠夫)
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 スーパー1年生がチームを勝利に導いた。滋賀県の独自大会の2回戦が24日、湖東スタジアムで行われ、昨年夏の覇者・近江が山田陽翔投手(1年)の投打に渡る活躍で昨夏決勝の相手・光泉カトリックを返り討ちにした。

 先発・田中航大投手(3年)が足をつるアクシデントにより、0―0の7回から緊急登板。ブルペンで満足な投球練習もしていなかったが、ゲームセットまでの3イニングを2安打無失点に抑えた。

 「抑えてやろうと強い気持ちでマウンドに立ちました。3年生の方々がやりやすい雰囲気を作ってくれたので、思いっきり投げることができた」

 打っても7回2死一、二塁で左翼へ決勝の二塁打。多賀章仁監督からも大絶賛された。

 「彼の今後の野球人生のスタートとして、記憶に残るものになった」

 小学1年から治田西スポーツ少年団で野球を始め、中学では大津瀬田レイカーズに所属。中学時代の最速は141キロ。高校進学後144キロにアップし、伸びしろはまだまだ期待できる。

 今秋ドラフト候補で主将の土田龍空内野手は「3番・遊撃」で先発出場したが、木製バットを使用するも3打数無安打。この日視察した阪神、広島など8球団スカウトへのアピールは3回戦以降に持ち越しとなった。

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2020年7月24日のニュース