津田学園・栄 5回途中8失点「エースとしての投球ができなかった」

[ 2020年7月19日 12:23 ]

2020三重県高等学校野球夏季大会   津田学園2―9津商 ( 2020年7月19日    四日市霞ケ浦 )

津田学園先発の栄
Photo By スポニチ

 今秋ドラフト候補の乱調が最後まで響いた。津田学園・栄龍騰投手(3年)が先発し、4回2/3を11安打8失点。「エースとしての投球ができなかった」と唇を噛んだ。

 先制直後の初回、2死一、二塁から3連打を浴びて3失点。逆転を許すと、その後も本来の調子は戻らなかった。「ファーストストライクが取れず、悪循環になっていった。上体が突っ込んでしまっていた」。直球の最速は136キロ。自己最速には4キロ及ばず、カーブ、スライダーなど多彩な変化球の制球力も欠いた。佐川竜朗監督(41)も「津商には何かしてくるというイメージがあり、カウントを悪くしたり、自分たちで崩れていった感じ」と話した。
 スタンドでは地元の中日など3球団のスカウトが視察。スカウトの前で本来の実力を示すことはできなかったが「プロを目指してやってきた。それは変わらない」と志望を明言した。昨年のドラフト4位でオリックスに入団した1学年上の前佑囲斗投手を尊敬する左腕。目標に向け、これからも地道に実力を磨く。

続きを表示

2020年7月19日のニュース