何思う…好機に併殺打 DeNA 桑原 薄暗くなったグラウンドでひとりランニング

[ 2020年7月20日 01:13 ]

セ・リーグ   DeNA3―5巨人 ( 2020年7月19日    横浜 )

試合後、薄暗いグラウンドでランニングする桑原(撮影・木村 揚輔)
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 DeNAは19日、あと1球で巨人に勝利という場面から、増田大の好走塁が絡んだ丸の適時内野安打と岡本の勝ち越し2点本塁打を浴び、無念の敗戦。17日に今季初めて観客を入れて開催した横浜スタジアムでの3連戦は3連敗という結果に終わった。

 悔しい敗戦から約30分後、観客がいなくなり、薄暗くなったグラウンドにふと目をやると、桑原将志外野手が1人、ランニングを行っていた。この日は2点ビハインドの9回裏無死一、二塁に代打で出場。ホームランならサヨナラの場面で結果は併殺打だった。

 明るいキャラクターで知られたチームのムードメーカーが、弱い光を浴びてつくる長い影には悔しさがにじむ一方、前を向き黙々と走る姿に、この日の敗戦をバネに次のチャンスをモノにしようという強い気持ちが感じられた。

 開幕から26試合を終え、12勝14敗の4位となかなか波に乗れていないDeNA。しかし、シーズン序盤に10連敗を喫しながらも2位となった昨季同様、不調の時期もあれば好調な時期もあるのがペナントレース。悔しさを乗り越えた先に22年ぶりの優勝が待っている。

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