ヤクルト　土壇場9回に青木が同点打!代打攻勢で“守護神”攻略　延長10回引き分けた

セ・リーグ   ヤクルト3―3広島 （ 2020年7月19日    マツダ ）

＜広・ヤ＞9回1死一、三塁、代打・青木は中前に同点の適時打を放つ（撮影・奥　調）
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　ヤクルトは1点を追う9回に代打・青木の中前適時打が飛び出し、広島と延長10回3―3で引き分けた。先発の高梨は6回0/3を5安打3失点。6回までは無失点に抑えていたが7回に堂林、鈴木誠、松山に3連打を許し同点にされたところで降板。2番手・梅野が会沢に中前適時打を浴び逆転を許すも土壇場の9回、代打攻勢から“守護神”菊池保を攻略し同点に。延長戦に持ち込むも決着つかず。このカードは1勝1分け1敗に終わった。

　高梨は3回までノーヒットピッチングと順調な滑り出し。4回は先頭の西川に中安を打たれ出塁を許すと、続く菊池涼のバント処理をファンブルしてしまい無死一、二塁のピンチ。それでも今季絶好調の堂林を空振り三振。鈴木誠、松山と二ゴロに打ち取り無失点で切り抜けた。

　すると5回に先制点。先頭の上田が右安で出塁。山田哲が遊直に倒れるも山崎の右安により1死一、三塁のチャンス。ここでリーグ打点トップの村上がきっちり中犠飛。1点を先制し、村上は打点を「28」に伸ばした。さらに打線は6回、2死一、二塁から上田がライトへ適時打。一塁走者の高梨が一気にホームを狙い憤死するも1点を追加した。

　6回まで順調に無失点で来た高梨だったが7回に崩れる。堂林、鈴木誠と連打を浴び無死二、三塁のピンチ。ここで松山に右線へ2点適時打を浴び同点とされたところで降板。2番手でマウンドに上がった梅野だったが1死三塁から会沢に中前適時打を浴び逆転を許した。

　それでも土壇場の9回に逆襲。相手“守護神”菊池保に対し先頭の代打・坂口が中安で出塁。代打・荒木がきっちり投犠打で送って上田が左安で続き1死一、三塁のチャンスに代打・青木が登場。青木は4球目のストレートを見事に打ち返す中前適時打で同点に追いつく。

　延長10回には6番手のDJ・ジョンソンを攻め2死満塁のチャンスをつかむも上田が空振り三振に倒れ無得点。5番手の石山は2死一、三塁と一打サヨナラの場面を作られるも代打・高橋大を空振り三振に打ち取り試合終了。最後は互いに決定打が出ず引き分けに終わった。