阪神・大山 29打席ぶりアーチで小休止は終了

[ 2020年7月19日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8-3中日 ( 2020年7月18日    甲子園 )

<神・中(5)> 5回1死二塁、大山は左越え2ランを放つ(撮影・大森 寛明)
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 先制でも決勝でもない。5回、4点を追加して6―0となってからだが、それでも阪神・大山にとっては大きな、本当に大きな一発だった。なお1死二塁で佐藤の初球スライダーを左翼席への4号2ラン。10日のDeNA戦以来、7試合29打席ぶりの感触だった。

 
 「流れがよかったので乗ろうと思った。狙った球が来た。一発で仕留められてよかった。ファーストストライクからいくのが持ち味なので、いくしかないなと思った」
 
 12日のDeNA戦で打率・452まであったものの、14日広島戦からの直近4試合で16打数1安打。チームはその間に3勝していたため低空飛行を続けていたことが目立たなかったが、再び機首を持ち上げられた。

 「今週に入って結果が出ていないが、その中でも自分のスイングはできている。今日の1本がきっかけになればいいと思う」
 
 矢野監督からも「見事やった。状態が悪いわけでもないので、明日また打ってくれるでしょう」と改めて期待を寄せられた。

 開幕はベンチスタートで悔しい思いもあった。「試合に出られないのが続いて、出た時には結果を残してやると強い気持ちで準備していた」。ベンチでは同い年の北條らと声で鼓舞しながら試合を見つめていたが、今は違う。ほか3打席は凡退なので満足はしていない。猛虎の4番として地位を固めつつあるだけに、さらなる高みを見据える。

 「自分のやるべきことをやって、今日みたいな一打を増やしていきたい」。大山が打てばさらに得点力が上がる。再び上昇気配が漂うだけに、号砲となることを期待したい。 (長谷川 凡記)

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