中日 今季2度目の同一カード3連敗、打てず守れず 借金今季最多6に与田監督「流れを守れない」

[ 2020年7月19日 22:51 ]

セ・リーグ   中日3―11阪神 ( 2020年7月19日    甲子園 )

<神・中>4回1死一塁、近本は投前バントし、梅津の悪送球で出塁。一塁手ビシエド(撮影・北條 貴史)
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 打てない、守れない、だらしない…。

 中日は投打そろってほころびが目立ち、今季2度目の同一カード3連敗。借金はついに今季最多6まで膨らんだ。

 先発・梅津が5安打4四球の乱調でプロ入り最短となる3回1/3を6失点で3敗目。4回1死満塁で後を継いだ2番手・藤嶋も2者連続となる押し出し四球を与えるなど、投手陣は14被安打8与四球で11失点と大崩れした。

 打線も4番・ビシエドがリーグトップとなる9号ソロを放つなど、3安打と孤軍奮闘したが、5回以降は阪神の継投策にはまり、散発3安打に抑えこまれた。

 守りでもミスが続出。4回1死一塁で梅津が近本の犠打を一塁へ悪送球すると、6回1死一、二塁では福留の飛球を遊撃・京田と左翼・福田がお見合い。8回にも2失策が出て今季ワーストの3失策と集中力を欠いた。

 甲子園での同一カード3連敗は08年7月以来、12年ぶりの屈辱。

 与田監督は3―3の同点に追いついた直後の4回に5四球無安打で3点を失った場面を「やっぱり追いついて、追い越さないとね。そういう流れはもちろん投手が踏ん張らないといけないけど、やっぱりまだチャンスで追い越すことができない。そこが流れを本当に意味で引き寄せられなかった」と振り返った。

 その上で「この3連戦、タイガースとの違いというのはそういうところで点が取れず、次のイニングやその流れを投手が守れない、流れを渡してしまう」と3連敗を喫した原因を分析した。

 投手陣はリーグワーストの100与四球。「いいところに投げようとする意識が強くなり過ぎているのか、打たれたくないのか、なにかそういったものが、精神的に邪魔している可能性はある」と指摘した。

 借金が初めて6に達したのは昨季は44試合目。今季は27試合目と17試合も速い。21日からはナゴヤドームで6連戦と本拠地で戦えるだけに、指揮官は「とにかく、どんな結果であっても次に向かうしかないので。我々はしっかり環境をつくってあげないとと思っています」と気丈に振る舞った。

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2020年7月19日のニュース