早大のドラフト候補・早川、新グラブで貫禄151キロ ENEOSを3回零封「真っすぐで押せた」

[ 2020年7月19日 15:36 ]

大学野球オープン戦   早大4―7ENEOS ( 2020年7月19日    早大・安部球場 )

グラブを新調、151キロをマークした早大・早川
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 今秋のドラフト上位候補、早大の早川隆久投手(4年、木更津総合)がオープン戦に初登板。社会人の強豪・ENEOS戦に先発し3イニングを投げ1安打、4奪三振無失点と順調ぶりをアピールした。

 コロナウイルスで3カ月以上実戦から遠ざかっていたが、ストレートを軸に45球で投げ切った。2回、小豆沢を三振に仕留めたストレートはENEOSのスピードガンでは151キロをマーク。「神宮では出してるけど、ここでは初めてです」と自己タイに満足そう。

 自主トレ期間は遠投と走り込みをを多めにこなし肩と下半身を作ってきた。「真っすぐで押せたし、低めにいいボールが行っていたと思います」と今年のテーマ“低めのボールの伸び”を確認。昨年まで慶大の監督を務めていたENEOSの大久保秀昭監督からも「いいボールを投げるよ」と太鼓判を押された。何としても優勝したいとグラブも新調。白に近いクリーム色のグラブで“白星を”とマウンドに上がった。高校野球開催でスカウトの姿はなかったが、言い換えれば評価は変わらないということ。8月開催予定のリーグ戦に向けて貫禄十分な投球だった。

 ≪小宮山監督「3つ目のアウトを取るのは大変」≫オープン戦解禁となり2連敗。この日は早川の次に登板した徳山壮磨(3年、大阪桐蔭)がソロ2本を浴び、もう一人の左腕・森田直哉(3年、早稲田佐賀)が2死から2ラン。4番手山下拓馬(3年、早大本庄)も2死無走者から4連打で3点を献上とピリッとしなかった。「向こうは大久保が監督になり、都市対抗も4年出ていない。何が何でもという執念があるし打ち損じがないよね。うちは2死から5失点でしょ。3つ目のアウトを取るのがいかに大変かがわかったでしょ」と小宮山悟監督。ただ4番の岩本久重(3年、大阪桐蔭)が左中間に特大のソロアーチ、春先のオープン戦で骨折した蛭間拓哉(2年、浦和学院)が3番に復帰。右翼の守備では三塁へ見事な送球でピンチを防ぐなどチームの流れは良くなってきている。

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2020年7月19日のニュース