静岡商 148キロ左腕・高田琢が好救援 7Kの奪三振ショー「楽しんで投げられました」

[ 2020年7月19日 09:59 ]

静岡代替大会2回戦   静岡商9―2星陵 ( 2020年7月19日    草薙 )

<静岡商・星陵>3回1安打7奪三振と好投した高田
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 プロ注目の最速148キロ左腕・静岡商の高田琢登(3年)は星陵との初陣にリリーフ登板し、3回1安打1失点7奪三振の好投を見せ、9―2の勝利に貢献した。

 圧巻の奪三振ショーだった。ネット裏でDeNAや巨人などプロ6球団のスカウトが見守る中、2点リードの5回から2番手で登板。「3イニングしかないし全部三振のつもりで投げた。MAXは出なかったけど、球も走っていた。楽しんで投げられました」と自己最速の148キロにあと1キロと迫る147キロを記録し、6回1死までを4者連続三振に仕留めた。

 緩いカーブやスライダーなど変化球でも相手打線を翻弄(ほんろう)し、被安打はわずか1。DeNA・八馬幹典スカウトは「球も速いし投げっぷりもいい」と評価。オリックス・乾絵美スカウトも「自分のテンポでしっかり投げ切れている」と熱視線を送った。

 3回戦ではここまで2戦26得点の強力打線を擁する御殿場西と対戦する。高田は「この調子で優勝を狙っていきたい。(愛鷹球場は)ガンのスピードが出やすいと聞いている。ここから少しの期間再びトレーニングをして(球速を)上げていければ」とニヤリ。県制覇、そして目標の150キロへ左腕がさらにギアを上げる。(畑 大地)

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2020年7月19日のニュース