関東第一 エース土屋が5失点完投で1点差逃げ切り 指揮官「我慢強く投げてくれた」

[ 2019年8月14日 16:42 ]

第101回全国高校野球選手権大会 2回戦   関東第一6―5熊本工 ( 2019年8月14日    甲子園 )

<関東第一・熊本工>力投する関東第一・先発の土屋(撮影・後藤 大輝)   
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 第101回全国高校野球選手権大会第9日は14日、甲子園球場で2回戦が行われ、第3試合は3年ぶりの出場となった関東第一(東東京)が6―5で熊本工(熊本)に勝利。2015年以来、4年ぶりとなる3回戦進出を決めた。先発したエース・土屋(3年)は9回5失点と粘りながら完投した。

 土屋は9回127球を投げ、7安打5失点で完投。最後は1点差まで詰め寄られながらもリードを守り切った。右腕は「自分のピッチングができて良かった。(次の)試合が迫ってるんで自分1人で投げ抜けて良かった。粘りのピッチングで要所を締められた」と笑顔で振り返った。

 2回目となる夏の甲子園のマウンドには「ずっと目指してきた場所だった。とてもいい場所」と語った。守ってはバックが無失策と堅実な守備でエースを支えた。土屋は「とてもいいバックがいるので、自信もって投げられています。野手がいるから自分の良さが出せると思う」と感謝した。

 チームをけん引するエースは「全国制覇というのを大きな目標としている一戦、一戦が大事。身体のケアをしっかりして、次に向けて頑張りたい。チームの勝利に貢献できるピッチングを心掛けます」と力強く語った。

 試合後、米沢貴光監督はエースの力投に「我慢強く投げてくれたと思う」と評価し「初回からしっかりと落ち着いて投げてくれて、少し(タイミングやコースを)ずらすボールだとか、本当に彼は技というので勝負してくれた」とねぎらった。

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