日本ハム今季最悪8連敗…ドラ1・輝星3回途中3被弾6失点KO ロッテはドラ3・小島が待望プロ初勝利

[ 2019年8月14日 21:46 ]

パ・リーグ   ロッテ9ー4日本ハム ( 2019年8月14日    東京D )

<日・ロ>3回、途中降板する吉田輝とベンチの栗山監督(撮影・白鳥 佳樹)
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 日本ハムは14日、ロッテに4―9で完敗し今季ワーストの8連敗。ドラフト1位ルーキー・吉田輝にトンネル脱出を託したが、2回までに3被弾するなど大崩れ。8月は1勝11敗と先の見えない戦いが続く。

 吉田輝はプロ2勝目をかけ5月23日中日戦以来、83日ぶりの今季3度目の先発マウンドに上がった。1軍公式戦でパ・リーグ相手に投げるのは初めて。注目の初回、ロッテ1番の荻野に7球目を左スタンドへ運ばれ、いきなり失点を許した。2番・マーティンに四球を許し無死一塁とすると、3番・鈴木に初球ストレートを右スタンドへ運ばれまさかの2被弾目。打者3人で3失点を喫した。だが、4番・井上、5番・角中、6番・レアードを3者連続三振斬り。調子を取り戻したように見えた。

 だが、2回にも荻野に2打席連続本塁打となる2ランを許すなど、甘く入った球をことごとく運ばれ、3回に先頭の鈴木に中前打を許したところで降板。ほろ苦い東京ドームデビューとなった。だが、変化球をうまく使い4つの三振を奪うなど、今後につながる収穫を手にした。

 また、この日は1軍初昇格したドラフト4位・万波が「9番・左翼」でスタメン出場。高卒2年目の清宮が2試合連続で4番に座るなど、甲子園を沸かせた若き力に期待したが、いずれも途中交代で見せ場をつくれず、連敗を止める起爆剤にはならなかった。

 それでも6回に7番・清水が適時打、7回には大田がキャリアハイとなる15号ソロを放ち2点を返し、8回にはロッテ3番手・唐川から怒涛の4連続安打。2得点を挙げ4点差に詰め寄ったが、大きすぎる点差をひっくり返すことはできなかった。

 ロッテは先発のドラフト3位ルーキー・小島が先発5試合目で待望のプロ初白星を手にした。0勝3敗で迎えたこの日、日本ハム打線を料理し6回4安打1失点。6奪三振の好投で昨夏の甲子園準優勝右腕との勝負に、浦和学院2年生エースとして13年センバツ優勝を導いた左腕が投げ勝った。

 5回まで2安打無失点に抑えていたが、6回2死一、二塁、7番清水に適時打を打たれ1失点。悔しい失点となったが、114球を投じ待望のプロ初勝利を挙げた。

 打線も大量援護をもたらした。初回に荻野が今季4本目となる先頭打者本塁打、鈴木に14号2ランが飛び出しいきなり3得点。2回にも荻野が2打席連発となる9号2ランを放ち、5-0と日本ハムドラ1に“洗礼”を浴びせた。3回には角中、レアード、中村に3連続安打が飛び出すなど、勢い止まらず2点を追加。7回にも2番・マーティンが来日18試合目で早くも7号ソロ。9回には2死一、二塁から清田が適時打を放つなど計12安打で9得点。救援陣が崩れヒヤリとする場面もあったが、序盤のリードを守り抜き、2連勝でカード勝ち越しを決めた。

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