「ランナーに目がいって…」熊本工・小野 甲子園の怖さ知った痛恨後逸 新チームで雪辱を

[ 2019年8月14日 19:06 ]

第101回全国高等学校野球選手権 2回戦   関東第一6―5熊本工 ( 2019年8月14日    甲子園 )

<関東第一・熊本工>試合に敗れ、涙を流す熊本工・小野(左)(撮影・後藤 大輝)
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 熊本工の小野隆也外野手(2年)が甲子園の怖さを知った。2点ビハインドの5回2死二塁。右前打を後逸。打った走者の生還も許し、追加点を献上した。「ランナーに目がいってしまって取ることに集中できていなかった。焦ってしまった」とボールを見切るのが早かったのが響いてしまった。

 小野の父・義隆さんは城北高校で95年夏の甲子園に出場した。「甲子園がどうだとかは聞いた事ないですが、昔から練習を一緒にやった」と振り返る。小学4年ぐらいから、夕食前に1時間汗を流した。熊本市内の自宅にはティー打撃ができるスペースがある。父の教えは「とにかく打席では強く振ること」―。この教えを胸に挑んだが2打席無安打。ただ、4回は犠打で走者を送り、4番・内田の同点適時打をアシストした。

 小野にはリベンジの機会が残っている。「いい経験も悪い経験もできた。新チームは自分が引っ張っていけるようにしたい」と誓った。

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