【野村謙二郎の目】広島、目を覚まさせてくれた丸の一発

[ 2019年4月23日 09:00 ]

巨人に勝利し笑顔を見せる石原(右)と菊池(撮影・西尾 大助)
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 丸のパンチが目を覚まさせてくれたような気がする。17日の巨人戦(熊本)。2―2の8回に打たれた2ランである。「丸が抜けてダメになった」とは絶対に言われたくない。その本人に直接打たれて意地に火が付いたのだ。9回、菊池涼が同点打を放ち、石原が逆転打。この勝利がなければ、踏みとどまれなかったかもしれない。

 選手には調子の波があって、いい人と悪い人がいるのだが今季の広島は開幕の時点で珍しく悪い人が重なった。他球団が研究して対策を練ってきた部分もあって、それに対応できない。唯一いいスタートを切った誠也にしても前の打者が塁に出ないから大量点にはつなげられなかった。

 投手陣も床田以外の先発は先に点をやって常に追う展開。打線の援護がないから、リリーフ陣の負担は大きくなる。打撃の状態が守備にも影響してミスが勝敗に直結する。そんな悪循環が最大借金8を生んだのだ。

 4連勝で借金4。まだ投手陣には心配があるが、他の球団に「カープは今年も粘りがある」と思わせられたと思う。今季のセ・リーグは必ず混戦になる。先発が少しでも長いイニングを投げ、辛抱して自分たちの野球を取り戻していけば、十分挽回できる。 (本紙評論家)

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