日本ハム中田が30歳の誓い 新元号でも「ファンのためにプレーする」

[ 2019年4月23日 05:30 ]

日本ハム・中田
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 平成最後の誕生日に誓った!22日に30歳の誕生日を迎えた日本ハムの中田翔内野手が、訪れる新時代の「令和」でもファンのために全力を尽くすことを約束。打率・219ながら一時の不振からは脱却しつつある主砲が、まずは節目のシーズンとなる今季に3年ぶりのリーグ優勝と日本一をファンに届ける。

 2008年のプロ入りから11年。当時はやんちゃ坊主だった18歳は、今では主将を任されるまでとなった。平成元年生まれの中田が、平成残り9日で迎えた節目の記念日。「この年になったら誕生日なんてうれしくないよ」と苦笑いを浮かべたが、直後に表情を引き締めて決意を語った。

 「これから先、どれだけ現役を続けられるかは分からないけど、応援してくれるファンのためにプレーする」

 平成生まれでは最多となる通算205本塁打の長距離砲。初めて主将に就任した昨季は迫力満点のヘッドスライディングや全力疾走でナインを引っ張った。2年ぶり4度目の100打点以上も記録して3位に貢献。栗山監督も「中田翔が中田翔らしく輝かないと優勝はできない」と大きな期待を寄せている。

 主将2年目の今季は最高のスタートを切った。3月29日の開幕オリックス戦で延長10回にサヨナラ満塁弾を放つなど3連戦で2本塁打9打点の荒稼ぎ。だが、その後は打撃フォームやバットの選択に迷いが生じ、打率2割台前半に低迷している。それでも20日のロッテ戦では今季初の右方向への一発となる17試合ぶりの3号を放つなど復調気配。力みで上体が投手方向に突っ込むことも少なくなり、中堅から右翼への鋭い打球も増えてきた。

 常に胸にあるのはファンへの感謝の思い。FA権を取得した17年のシーズン終盤に札幌ドームの左翼席に「お前が必要 中田翔」という横断幕が掲げられるなど多くのファンが残留を望み、中田も権利を行使せず残留。昨季終盤も同様の横断幕が掲げられ、意気に感じた男は今季から新たに3年契約を結んだ。誕生日には試合がないため、前日21日のロッテ戦の初回の打席ではZOZOマリンスタジアムの左翼席のファンが「ハッピーバースデー」の大合唱。「前日なのに本当にありがたい」と感謝していた。

 開幕から打線が低調で、投手陣の踏ん張りで何とか勝率5割。主砲として責任も感じている。「(元号が変わる)特別なシーズン。精進していきたい」と中田。まずは「令和初」の王者となってファンに歓喜を届ける。  (山田 忠範)

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