巨人が首位攻防初戦快勝 山口8回1安打零封で開幕4連勝!女房・小林は今季2度目の4安打

[ 2019年4月23日 20:55 ]

セ・リーグ   巨人9ー0ヤクルト ( 2019年4月23日    神宮 )

1回、巨人先発・山口がバレンティンを右飛に抑える (撮影・大塚 徹)
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 ヤクルトとの首位攻防3連戦初戦、巨人は9―0で快勝し2位ヤクルトとのゲーム差を1・5に広げた。巨人は3試合連続の完封勝ち。先発・山口が8回1安打無失点。自身初の開幕4連勝とし、チームを4連勝へ導いた。

 山口は5回まで許した走者は初回の山田に許した四球のみと“準完全”のペース。テンポ良くヤクルト打線を抑えていたが、6回に代打・上田にピッチャー強襲の内野安打を打たれ、18年7月以来のノーヒットノーランの達成はならなかった。それでも6回まで毎回の6奪三振。わずか1安打に抑えた。

 9回に登板した宮国が、ここまで3三振だったヤクルト・青木に安打を許したが、無失点で切り抜けた。

 打線も爆発。初回、ビヤヌエバの犠牲フライで先制すると、3回には先頭の小林が中前打で出塁。山口の犠打で二塁へ進み、坂本勇の打席でヤクルト先発・原が連続暴投し2点目のホームを踏んだ。

 ベテラン亀井も“お得意”神宮で技ありの一打を放った。4回1死一塁、原が投じた内角低めのスライダーを右前へ運び適時二塁打で3点リードとした。亀井は昨季神宮での打率.324で、この日も相性の良さを見せつけた。6回の守備では相手の安打性の当たりを見事にダイビングキャッチするなど、攻守に活躍した。

 今季加入の中島にも待望の初安打が飛び出した。8回1死一塁、7番・田中の代打で登場し、あわや本塁打という左フェンス直撃の二塁打を放った。

 9回には2番・丸がヤクルト4番手・田川の2球目をレフトスタンドへ。6号ソロで6点目を挙げた。2死一、二塁、4年目・増田大はプロ初打席で初安打初適時打を記録。16年育成ドラフト1位の25歳は大舞台でいきなり結果を残した。

 続く8番・小林、代打・大城の連続適時打で9-0。小林は今季2度目の4安打で3打点を挙げ、打率を.415まで伸ばした。

 ヤクルトは先発・原が6回3失点。暴投で失点するなど自滅した。打線もわずか3安打。投打にかみ合わず本拠地平成最後の「TOKYOシリーズ」初戦を飾れなかった。

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