ロッテ バルガス破壊音連発 アジャ震えた「隣でバッティングしたくない」

[ 2019年2月1日 07:55 ]

井上(右)とグータッチをかわすバルガス (撮影・白鳥 佳樹)
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 破壊音が響いた。ロッテの新外国人バルガスのバットに押しつぶされた白球の「悲鳴」のようだ。キャンプ地・石垣島の室内練習場で行った名刺代わりのフリー打撃。「感触は良かった。(力は)7割くらいだ」と笑う両打ちの助っ人に、周囲はあっけにとられた。

 室内で飛距離は計測不能だが、並んで打った4番の井上は「初めて隣でバッティングしたくないと思いました」と震え、視察した井口監督に「メジャーリーガーって、こんなんばっかりですか?」と野球少年に戻ったような質問をぶつけた。

 ツインズ時代の17年には142メートルの特大弾も放った。母国プエルトリコではDeNA・ソトと「親戚がソトの弟と交際中なんだ」と縁もあり、合同自主トレ。昨季のセ・リーグ本塁打王から「(日本では)ポイントを前で打てばボールが飛ぶ」と金言を授かったといい「ソトに“今年は俺の方が打つぞ”と伝えたよ」と笑った。

 昨季のチーム本塁打は78。12球団ワーストだった井口監督は「ウインターリーグで体も仕上がっている」とプエルトリコのウインター・リーグMVPの強烈デモに長打力不足解消への期待を寄せる。

 バルガスは今季のNPB最重量の133キロ。6キロ増で120キロになった日本人最重量の井上との253キロコンビ結成にも意欲を示し「同じパワーバッターだし、アドバイスできることはするよ」と歓迎だ。1日の紅白戦は調整で不出場。石垣島の青空に快音を響かせる日が待ち遠しい。(福浦 健太郎)

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2019年2月1日のニュース