阪神・矢野監督、異例の23分ミーティング 選手へ熱弁「自分を信じろ」

[ 2019年2月1日 07:33 ]

囲み取材で笑顔をみせる矢野監督(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 プロ野球12球団は、1日に国内外でキャンプインする。阪神の矢野燿大監督(50)は31日、沖縄県読谷村の宿舎で行われた全体ミーティングで選手らに対し23分間に及ぶ熱弁を振るった。

 ユニホームは着ていないが、これまで見せていた表情とは明らかに違った。言葉の語尾も確実に強まっていた。新監督として迎える春季キャンプを翌日に控え、矢野監督も心境の変化を認めた。

 「(表情が変わったと問われ)それはあるかもしれない。何を伝えようかなとずっと考えていたので、だんだんそういうふうに表情も変わってきたのもある」

 非公開だった全体ミーティングが異例だった。冒頭で指揮官が訓示するのは例年同様だが、その時間が凄かった。球団関係者によると「23分間」――。かつて野村監督が「1時間強の講義」をしたことはあるが、近年の新指揮官では02年星野監督の20分を超える最長時間。今年初めて選手らがそろった場所で熱いメッセージを送った。

 「たくさん言ったので、うまくまとめられなかったという感じですけど。まずは自分を信じるということ。あとは(自分が)どうありたいか」

 言葉で数多くのことを伝えた。そんな中で最も強調したのが「自分を信じる」ということだった。昨季は17年ぶりの最下位に終わった。どん底からの巻き返しに向け、選手らに再び自信を取り戻させるための言葉を選んだように感じた。

 「(あとは)自主性。すごくプロ意識が高くて、それが自分を成長させるものにつながると思う。“どうありたいか”ということを考えたら、何をやるべきかというのが見えてくると思う」

 キャンプでは各選手の自主性を重んじる。決して野放しにするのではなく、より高いプロ意識を持たせるためだ。すでに監督就任1年目でのV奪回を宣言。容易でないことは理解しているが、その高い目標に向け「競争」をキャンプの最大のテーマに、シンプルな言葉で選手を鼓舞した。

 「切磋琢磨(せっさたくま)とかは、あまりいらないかな。バチバチのライバル関係で。こいつに負けるもんかというね。自分が出てなくて優勝してもうれしくない」

 気持ちが変われば、行動が変わる――。矢野新監督のタクトとともに、新生タイガースが本格的に動き出す。(山本 浩之)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年2月1日のニュース