ヤクルト近藤、17年目で初の中継ぎタイトル 貫く感謝とチームへの思い

[ 2018年10月5日 10:30 ]

9月24日、勝ち星を挙げたヤクルト・近藤は、スタンドのファンの声援に手を挙げて応える(撮影・椎名 航)
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 ヤクルトの17年目・近藤が初の最優秀中継ぎのタイトルを確定させている。

 10月4日時点でチーム最多の72試合に登板。7勝4敗で防御率3・74。ホールドポイントは堂々の42だ。チームがシーズンの2位を確定させた中、いかなる状況でも投げ続けてきた35歳のフル稼働には頭が下がる思いだ。

 「僕だけの力ではないです。キャッチャーのリードだったり、野手の方がしっかり守ってくれているから。そういうことをすべてひっくるめて、チームでいい場面を作ってくれている。僕ひとりではなくチームの数字だと思っています。僕はただ、チームの足を引っ張らないように…」

 どれだけ数字を積み重ねても、ベテラン右腕が口にするのは周囲への感謝とチームへの思いだ。近藤は16年7月にオリックスからトレードで移籍。「平野とかを見てきているので、まだまだ物足りないです」。かつてオリックスでチームメート。同学年で、現在は米・ダイヤモンドバックスで活躍する平野佳寿の名前を出し、謙遜していた。平野はメジャー移籍した今季、日本人投手としてシーズン最多75試合に登板する働きを見せている。

 シーズン当初はリードでもビハインドでも登板していた。そこから信頼を得て、近藤から後輩・石山への必勝リレーが確立した。今季は9月15日の阪神戦(甲子園)で40ホールドポイントをマークし、16年にルーキのマークした球団記録39を更新。9月19日の阪神戦(神宮)では10年に松岡がマークした34ホールドを抜き、球団新をマークした。ともに記録を更新し続け、現時点では15年に秋吉が記録したチームのシーズン最多登板記録74試合までもあと2と迫っている。

 クライマックス・シリーズの本拠地開催を決めたチーム。近藤の支えなしでは、この結果は得られなかった。(記者コラム・細川 真里)

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