ロッテ 高卒4年目の岩下がプロ初先発初勝利!「メチャメチャうれしい」

[ 2018年10月5日 21:49 ]

パ・リーグ   ロッテ2―1楽天 ( 2018年10月5日    楽天生命 )

<楽・ロ>ウイニングボールを手にニッコリするプロ初勝利の岩下(撮影・篠原岳夫)
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 ロッテの4年目・岩下大輝投手(22)が5日、楽天戦(楽天生命パーク)で6回4安打無失点の快投を見せ、プロ初先発初勝利を挙げた。

 「うれしいです。初回から全力で行ったので、最後は次、行けるかな? と思うくらい、ばてばてでした」

 初回に最速150キロを計時し、最後の回となった6回も140キロ台後半を連発。1軍デビューした今季は中継ぎで16試合に登板しており、先発調整は急仕上げだった。体力は続かなかったが、それでも全力で投げ抜いた85球だった。

 2014年夏の石川大会決勝(対小松大谷)では、9回に自身の2ランなど8点差を逆転した「ミラクル星稜」のエース。1年目の石垣島キャンプでは当時の伊東監督から「夏には出てきてもらいたい」と期待された。だが、15年に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術、17年には腰のヘルニア手術と故障が続いた。回り道はしたが、試練を乗り越えここまで来た。

 試合後、地元・石川県から駆けつけた家族、友人ら15人の応援団に祝福された。ウイニングボールはその場で母・美紀さんに渡した。「いつも通り、抱きしめられました」と笑った。応援に応える快投。この日の85球を振り返り、ウィニングボールを握りながら「4年もかかてしまったが、やっと手にすることができた」と白星の余韻に浸っていた。

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