ロッテ・大隣 肉体は限界だった…野球人生に悔いなし「12年間やりきれた」

[ 2018年9月26日 14:10 ]

引退会見を行った大隣(撮影・森沢裕)
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 ロッテ・大隣憲司投手(33)は26日、ZOZOマリンで引退会見を行った。

 「12年間やりきれた気持ちもある。ほっとしているし、悔いなく終われたと思う」

 ソフトバンクでは12年に12勝したがWBCにも出場した13年に国指定の難病・黄色靱帯(じんたい)骨化症の手術など、波瀾万丈の野球人生。一番、印象に残る場面には手術から復帰白星を挙げた14年7月27日のオリックス戦を挙げて「手術明けの試合は鮮明に覚えています。思っているより、緊張しなくて、チームの雰囲気がすごくよかった。想像した以上の力が出せたと思います」と振り返った。

 ただ、17年オフに戦力外となり、テスト入団したロッテでは1軍は1試合先発しただけだった。「力になれず、申し訳ない気持ちです。もっともっと続けたかったけど、正直、体が言うことを聞かなかった」と大隣。黄色靱帯骨化症は現在も年1度の経過観察中で「(影響は)少なからずあったと思う。ただ、それを言い訳にして野球をやりたくはないと思った。いろいろ、考えたけど、最後まで(打開策は)見つからなかった」と肉体は限界だったと明かした。

 今後については「未定」としながら「野球に何かしら貢献できればと思う」と恩返しに力を注いでいく。

 ロッテ一筋10年の岡田は「本当に幸せな野球人生でした。育成で拾ってもらい、ここまで野球をやらせていただいた。悔いはありません」。大隣も「順風満帆なプロ野球人生ではありませんでしたが、いろいろな方々に支えられてここまでやることができました。心より感謝しております」とコメントした。

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