西武・秋山、9回逆転満弾!劇的10連勝でM5 ソフト3連戦でV決める

[ 2018年9月26日 05:30 ]

パ・リーグ   西武4―3楽天 ( 2018年9月25日    楽天生命パーク )

9回1死満塁、逆転満塁弾を放つ秋山(撮影・尾崎 有希)
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 奇跡は起きるものではない。起こすもの。0―2の9回1死満塁で、西武・秋山がミラクル逆転劇の主役になった。打球が舞い降りたのは中堅左。逆転の22号満塁弾。グランドスラムはプロ8年目、通算94本目の一発にして自身初めてだった。

 「最高の形で回ってきた。思い切りいこう」――。零敗寸前。敗れれば「6」まで減った優勝マジック消滅の危機だった。そんな状況でも冷静さを失わないのが安打製造機たるゆえん。楽天・森原の2球目。150キロ直球を空振りした際、秋山の野球脳にあるセンサーが反応した。「修正しろ」と指令が出た。

 「森原君のモーションが球持ちが良かった。その分、体が(投手側に)前に出てしまって差し込まれた」。瞬時に空振りの原因を分析。コンマ数秒だけタイミングを計り直し、加えて「犠飛じゃ駄目なケース。真っすぐが来る、と腹をくくった」。勝負師としての鋭い読みも的中し、続く直球を見事に捉えた。

 「半分は負けを覚悟した。ソフトバンクも“西武は負けただろう”と思ったはず。大きいっしょ、今日の1勝」。辻監督も奇跡を肌で感じた。9回の先頭・中村の安打は遊撃手の手前でイレギュラーする幸運。続く森は投ゴロも、ベースカバーのタイミングがずれて併殺とならずに走者が残った。「何かあるかな、と思った」と指揮官の予感も的中した。

 今季初の10連勝でマジック5。7連勝の2位・ソフトバンクとは6ゲーム差で、27日から本拠地で最終決戦の3連戦を迎える。3連勝なら胴上げだが「自分たちも連勝でいくのが大事。最後まで油断はしない」と秋山。鋭い眼光からは、奇跡の余韻はもう消えていた。 (鈴木 勝巳)

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