西武・松井稼頭央が引退へ 日米通算25年 最強スイッチヒッター古巣で幕

[ 2018年9月26日 04:00 ]

西武・松井稼頭央
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 西武・松井稼頭央外野手(42)が今季限りで現役引退を決断したことが25日、分かった。近日中にも正式発表される。02年にはスイッチヒッターとして、プロ野球史上初となるトリプルスリーを達成。走攻守の三拍子を兼ね備え、日本人内野手では初めてのメジャーリーガーとしても活躍した。15年ぶりに復帰した古巣で、日米通算25年の現役生活に終止符を打つ。

 日米で輝きを放ったレジェンドが、現役生活に別れを告げる。今季限りでの引退を決め、すでに球団にも報告。シーズン終了を前に正式発表することを決断した。

 楽天を構想外になった昨オフ、西武にテクニカルコーチ兼任で15年ぶりに復帰。春季キャンプでは三塁で特守を敢行するなど、若手にも負けない気持ちで練習に取り組み、開幕1軍を勝ち取った。

 チームの精神的支柱として存在感は絶大だが、若返りが進む古巣での出場機会は限定。今季は23試合出場で打率・129。今月15日に先発投手の枠を空けるために、今季初めて出場選手登録から抹消された。1軍に同行し、この日も楽天生命パーク宮城の室内練習場でナインと汗を流した一方で、自身の去就について熟慮してきた。

 PL学園時代は投手だったが、93年ドラフト会議で西武から野手として3位で指名された。プロ1年目の94年にスイッチヒッターに転向。3度の盗塁王に輝くなど、球界を代表する遊撃手になった。「元々右打ちだから右打席は“本能”、つくった左は“スマート”な打撃と僕の中では全く違う」と自己分析する。02年にはスイッチヒッターとして史上初めてトリプルスリーを達成。03年オフ、FA権を行使し大リーグのメッツへ移籍。日本人では初めて内野手としてメジャーリーガーとなった。

 04年のブレーブスとの開幕戦ではメジャー史上初の新人開幕戦初打席初球本塁打。3球団で計7年プレーし、11年に日本球界に復帰。13年は楽天で主将として球団初のリーグ優勝と日本一に貢献した。日米通算2703安打、465盗塁は球史に残る記録となった。

 チームは10年ぶりの頂点へ総仕上げの段階。「まだ西武では日本一になったことがないので楽しみ」。10年ぶりのリーグ優勝と日本一を願いつつ、松井がプレーヤーとして最後の瞬間を迎える。

 ◆松井 稼頭央(まつい・かずお)1975年(昭50)10月23日生まれ、大阪府出身の42歳。PL学園では投手として2年春に甲子園出場し8強。93年ドラフト3位で西武入団。内野手に転向し、最多安打2度、盗塁王3度。98年にパ・リーグMVPに輝き、02年にトリプルスリー達成。03年オフにFAでメッツ移籍。06年途中にロッキーズに移籍し07年にワールドシリーズに出場した。アストロズ時代の09年に日米通算2000安打達成。11年に楽天に移籍し、日本球界復帰。今季は西武でテクニカルコーチを兼任した。1メートル77、85キロ。右投げ両打ち。

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