ロサリオ 開幕男だった 米韓5年で17の6「大きいのを打ちたい」

[ 2018年3月29日 05:30 ]

フリー打撃で汗を流すロサリオ
Photo By スポニチ

 猛虎の新4番は「開幕男」だった。阪神のウィリン・ロサリオ内野手(29)は甲子園室内練習場で練習後に敵地・東京入り。メジャー・リーグで初めて開幕先発を飾った13年以降、韓国ハンファに所属した昨年までの5年間で開幕戦は17打数6安打、打率・353の好成績を残していることが判明した。

 真面目な助っ人らしく過去の記録を聞いても、「アメリカでは長いことプレーしていないからね。こっちでどうなるかはわからない」と冷静な反応。ただ「大きいのを打って弾みにしたいか?」と問われると「その瞬間を待ちたい。なるべく打ちたいと思うよ」と意欲を口にした。

 ロッキーズの正捕手だった13年4月1日のブルワーズ戦で初の開幕スタメンを果たし、4打数2安打の活躍。以降、打席に立たなかった15年を除けば、韓国時代の2年間を含めて毎年開幕戦で安打を記録している。オープン戦では13試合で打率・143、1本塁打、4打点の不振でも、本番でガラリと変わる可能性を裏付けるデータだ。

 オープン戦終盤には復調宣言しており、終了後も片岡ヘッド兼打撃コーチの助言を受けながら微修正。「毎日毎日、向上していかないといけないから」。期待の主砲が30日の東京ドームで鮮烈な公式戦デビューを狙う。(山添 晴治)

続きを表示

2018年3月29日のニュース