静岡 大石部長 涙の“最終戦”「感謝しかありません」 4月異動でライバル校へ

[ 2018年3月29日 17:24 ]

第90回選抜高校野球大会第7日 3回戦   静岡1―8東海大相模 ( 2018年3月29日    甲子園 )

最後の試合となった静岡・大石部長は静かにナインを見送る
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 4月1日に静岡から母校の掛川西に異動となる大石卓哉部長が敗戦に「感謝しかありません」と目頭を押さえた。

 東海大相模打線に投手陣がつかまり、失策も重なって敗れた。この試合が勝っても負けても静岡ラストとなる大石部長にナインが「白星で送り出そう」と誓った試合。しかし、そんな思いが空回りしたのか押し出しで挙げた1点にとどまった。「副部長、部長として4年間、栗林先生の元でサポートできた。毎日選手とグラウンドに立てたのが一番の思い出です」と同部長。前日の練習では選手が「ノックお願いします!」とリクエスト。ノッカーの大石部長、ノックを受ける選手ともに目を潤ませた。

 「終わった瞬間は甲子園の景色が広がって目に入った。こんな球場でやっている選手はすごいなと思った。昨年の神宮大会で明徳さんに負けて、春はAクラスのチームを倒そうとやってきました。目標は達成できなかったけれど、みんなで声を掛け合い耐える顔を見ていると成長したなと思いました」そんな話をするうちに同部長の目から一筋の涙がこぼれ、慌ててハンカチで目頭をぬぐった。

 来月からは掛川西の監督に就任予定。県内のライバル校として静岡と対戦することになる。主砲の成瀬は「先生と対戦することがあったら成長した姿を見せたいです」とまさに恩返しを口にした。すると「成長してもらわないと困るよ」と逆エールを送った大石部長。関係者に「ありがとうございました」と頭を下げ手塩にかけた選手とともに甲子園を後にした。

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