上原提言がきっかけ 巨人・菅野 無人!開幕予行 東京Dマウンド54球

[ 2018年3月29日 05:30 ]

東京ドームのマウンドで投球練習する菅野
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 プロ野球は30日にセ・パ同時に開幕する。阪神との開幕戦(東京ドーム)に先発する巨人・菅野智之投手(28)は28日、東京ドームで行われた投手練習で、ブルペンではなく本番のマウンドで54球の開幕予行を行った。開幕は過去3戦3勝。球団最多タイとなる開幕戦4勝目へ、完投へのこだわりも示した。

 客席には誰もいない。空っぽの東京ドームに、カメラのシャッター音に続き、菅野の剛球を受けたブルペン捕手のミットの音が響き渡った。通常のブルペン投球ではなく、本番のマウンド。開幕前としては自身初という投球練習だった。

 「気持ちの高ぶりを自分でどうこうすることはない。まだスイッチを入れなくて良いと思う。自然と当日になったら入る」

 阪神打線に対し「左が多くなると思う。ただ、直球中心に攻めていくのは間違いない」とイメージは出来上がっている。この日は新球シンカーなど多彩な変化球も確かめたが、直球を54球中23球投じた。左右に打者を立たせ、内角高めに狙って上体を起こさせる球も投げた。攻め抜く意思を示した開幕予行。「相手も直球を待つと思う。そこにファウルや空振りで打ち取れるよう、あと1日しっかり調整をやっていく」と表情を引き締めた。

 上原の提案がきっかけだった。この日、野手は川崎市のジャイアンツ球場で屋外のナイターに備えた練習を敢行。投手だけで東京ドームが使えたことで、上原が「マウンドで投球練習できたら良いですね」と斎藤投手総合コーチに提案した。斎藤コーチは首を縦に振り、菅野にも勧めた。「良い時間になりました。斎藤さんの配慮に感謝したい」と菅野。「状態は悪くないです」と仕上がりにも手応えを感じている。

 菅野の後には上原もマウンドに立った。新旧の背番号19リレーは開幕戦でも期待されるが、菅野は「僕が最後まで投げれば良いんじゃないですか」と言い切った。開幕戦4勝目となれば、別所毅彦氏、斎藤コーチに並ぶ球団最多。エースの覚悟がのぞいた。 (池田 翔太郎)

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