どうした沢村 逆転2ラン浴び原監督マウンドで“公開説教”

[ 2013年8月16日 06:00 ]

<巨・D>7回、逆転2ランを浴びた沢村(左)に声をかける原監督

セ・リーグ 巨人7-7DeNA

(8月15日 東京D)
 東京ドームがざわめく。マウンドに向かう巨人・原監督は鬼の形相だった。1点リードした7回、1死一塁から沢村が梶谷にこの日2本目となる逆転2ランを浴び、続くモーガンへの初球、137キロのフォークボールがファウルになった直後。沢村は思わず後ずさりした。

 「ちょっと、なんて言うか…。自分の中であの状況の中、なんて言うか…。そうだね。叱咤(しった)激励だね。激励に行ったということだよ」。試合はチーム今季最長の4時間53分の激闘の末、延長12回ドロー。原監督は言葉を選び、7回の場面を説明した。

 6月21日の中日戦(前橋)で4勝目を挙げて以降、2カ月近く勝ち星がない沢村は3回に4点の援護を受けながら、5回に石川、梶谷に2者連続本塁打を浴びて追いつかれた。6回、阿部の中犠飛で勝ち越したが、その直後に逆転を許した。

 「5回の勝利の権利というか、その状況でああいう形になってね。何とか6回に勝ち越した。で、7回。骨の髄から汗が出るくらい頑張ってほしかったけどね」。逆転された直後の沢村の1球に指揮官は弱気を見た。

 自己ワーストタイの3被弾で、自己ワーストの6失点。8日のDeNA戦(横浜)で6回3失点した際、原監督は「彼にみんなが白星をつけようという気持ちがある中で辛抱でしょう」と気遣ったが、この日は「公開説教」で奮起を促した。自己最長の7試合勝ち星なしとなった沢村は「点の取られ方が悪かった。あれだけ取ってもらって守りきれないのは僕の力不足」と力なく話した。

 打線がカバーしての引き分けで優勝マジックは1つ減って33。「よく全員の力で引き分けに持ち込んだと思います」。そう言いながら、原監督はやるせなさをにじませた。

 ▼巨人・川口投手総合コーチ(白星が遠い沢村について)よく頑張っているけどね。あいつ自身が乗り越えてくれないと先がない。

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