ソフトB 3連勝で3位浮上!爆勝13点、強力打線“本物”だ

[ 2013年8月16日 06:00 ]

<西・ソ>3位浮上!西武に大勝しナインを出迎える秋山監督

パ・リーグ ソフトバンク13-4西武

(8月15日 西武D)
 また6回だ。同点で迎えた1死満塁。ソフトバンクの1番・中村が西武の3番手の増田に襲いかかった。

 2ボール1ストライクからの4球目。オープン気味に構え、胸の前でバットを立てる独特の打撃フォームから放たれた打球は走者一掃の右中間二塁打。前夜の6回に記録した7得点をあっさりと塗り替えて、今季1イニング最多となる8得点を呼び込んだ。

 「初回に自分のミスから失点していたので、あそこは絶対に挽回してやろうと思っていた。打ったのは内寄りのまっスラですかね」

 埼玉県朝霞市出身。子供の頃は西武ファンで好きな選手は現在楽天の松井だった。「小さい頃によく通った」という球場で、この3連戦は大暴れ。初戦に3安打すると、2戦目は2号2ランも放ち、同一カード3連勝に貢献した。この日で295打席とし残り41試合で152回打席に立てばプロ6年目で初めて規定打席をクリアすることになる。

 先発した大場が初回に1死しか奪えずに降板したが、強力打線には関係なし。松田、ラヘア、江川に一発が飛び出し、96本塁打はリーグトップ。これで5試合連続2桁安打、この西武3連戦は計33点と夏場を迎えて絶好調だ。今季3度目の同一カード3連勝で7月3日以来の3位に浮上。秋山監督は「打線は水ものだから」と浮かれる様子はなかったが、逆襲の確かな手応えを得ていた。

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