釜石が神戸に善戦 モールを押し込む収穫 伊藤剛臣氏「夢、希望、元気、勇気が釜石のレガシー」

[ 2021年11月14日 19:31 ]

いわて・かまいしラグビーメモリアルマッチ   釜石シーウェイブスRFC25―40コベルコ神戸スティーラーズ ( 2021年11月14日    釜石鵜住居復興スタジアム )

(左から)釜石シーウェイブスRFCの中野、伊藤剛臣氏、コベルコ神戸スティーラーズの橋本主将
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 釜石シーウェイブスRFCは14日、釜石鵜住居復興スタジアムでコベルコ神戸スティーラーズと対戦し、25―40で敗れた。来年1月7日開幕の「リーグワン」ではディビジョン1の神戸に対し、釜石はディビジョン2の所属になる。若手中心のメンバー構成とはいえ格上・神戸とのプレシーズンマッチで、ラインアウトからモールを押し込んでトライを奪うなど大きな収穫と手応えも得た。

 釜石、神戸はともに大きな震災を経験した。ラグビー部のもともとの母体もともに鉄鋼会社で、赤いジャージーも含めれば、共通項の多い両チームだ。両軍に在籍した経験を持つ元日本代表FWの伊藤剛臣氏(50=法大ラグビー部FWコーチ)はスペシャルトークショーに参加し、会場を盛り上げた。伊藤氏は「釜石はチャレンジャー精神で神戸にぶつかり、試合は大いに盛り上がりました。夢、希望、元気、勇気が釜石のレガシー。これからも一緒に盛り上げていきたい」と話した。

 ◆伊藤 剛臣(いとう・たけおみ)1971年(昭46)4月11日生まれ、東京都荒川区出身の50歳。法政二でラグビーを始める。法大3年時に大学選手権優勝。94年に神戸製鋼へ入社。94年度の全国社会人大会、日本選手権7連覇に貢献し、99年と00年度の日本選手権でも優勝。03年度はチームをトップリーグ初代王者へ導いた。神鋼では公式戦198試合に出場。12年から釜石でプレーし、18年2月に現役引退。日本代表62キャップ。W杯には99年、03年と2大会連続で出場。LO、No.8、FL。1メートル85、95キロ(現役時)。

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2021年11月14日のニュース