坂本花織 NHK杯連覇から一夜明け「自分で君が代を流して“じわー”っときた」

[ 2021年11月14日 13:18 ]

<フィギュアNHK杯最終日>女子フリー、演技をする坂本花織(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートGPシリーズ第4戦・NHK杯(東京・国立代々木競技場)の女子で優勝した坂本花織(シスメックス)が競技から一夜明けた14日、オンラインで取材に応じた。

 NHK杯は連覇。ただ、昨季はコロナ禍により出場選手が限られていたため「今回の優勝はGPで優勝した実感がある。シニアに上がって4大陸(選手権)以来(の優勝)。自分で君が代を流したのがうれしくて、じわーっときたりしていた」と振り返る。

 トリプルアクセルや4回転ジャンプを跳ぶ選手が増えてきた中でも、大技なしで2度目の五輪シーズンに臨んでいる。

 「(3回転)ルッツまでみたいに、クリーンに降りられないと点数も下がるし、リスクも大きい。ケガをしてしまうのも怖かった。“今年は安定した演技をしないと”というのを思っていた。夏の時点で跳べていないのを見ると、今季も“今までみたいに自分のできることをやるべきだな”と思って決めました」

 安定感で勝負する21歳。小さい頃から同じ拠点で時間を共有してきた三原舞依(シスメックス)もGPシリーズの第2戦スケートカナダで4位、第3戦のイタリア大会でも4位に入っている。

 「身近に、一緒に戦える仲間がいて心強い。お互いの結果を知って、相手も頑張っているから頑張ろうという気持ちになれるんじゃないかなと思う」

 親友と切磋琢磨しながら、GPファイナル、そして全日本選手権へと向かう。

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2021年11月14日のニュース