カヌー羽根田卓也がNHK杯で優勝 「勝負の楽しさ思い出せた」

[ 2021年11月14日 15:51 ]

NHK杯全日本カヌースラローム競技大会最終日 ( 2021年11月14日    東京・カヌースラロームセンター )

日本選手権、NHK杯で優勝し笑顔の羽根田
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 男子カナディアンシングルは東京五輪代表でリオデジャネイロ五輪銅メダルの羽根田卓也(34=ミキハウス)が前日の日本選手権に続いて優勝した。NHK杯の優勝は13度目。

 決勝はノーミスでフィニッシュも、2位の佐々木将汰(万六建設)とは0秒28差の接戦だった。10位に終わった東京五輪後は休養を挟み、練習を積めていなかっただけに「気持ちも体もつくれていない中、こんな良い勝負になるとは思っていなかった」と充実の表情。前日の日本選手権との2冠に「自分でもビックリするほど良いパフォーマンス。水の神様が僕を歓迎して力を与えてくれた気がしたし、改めてここが僕の居場所だなと思いました」と第一人者らしい表現で喜んだ。

 今後の去就については「年内に結論を出したい」としているが、佐々木や若手選手らの存在に「自分の中でもわき上がるものがあった。昨日、今日で(去就を)決めるわけじゃないけど、今大会で勝負の楽しさを思い出させてもらった」と刺激を受けた様子。今季は今大会が最後となるが、カヌーの普及・発展のための活動にも意欲を示しつつ「練習をする中で自分と見つめ合うこともできるので、行き先をしっかり考えたい」と話した。

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2021年11月14日のニュース