沙羅 ノーマルヒル5連覇、1回目3位から逆転「やるべきことできた」

[ 2021年10月23日 05:30 ]

ノルディックスキー・ジャンプ 全日本選手権第1日 ( 2021年10月22日    札幌・宮の森ジャンプ競技場 )

ノーマルヒル女子で優勝した高梨の1回目
Photo By 共同

 男女ノーマルヒル(ヒルサイズ=HS100メートル)が行われ、女子は高梨沙羅(25=クラレ)が90・5メートルを2本そろえ、合計236・1点で5連覇を飾った。1回目3位から2回目はただ一人K点(90メートル)を越えて逆転。来年2月の北京五輪を控えた今季からレッドブルのヘルメットを沙羅モデルに新調し、「新しいヘルメットでいいジャンプを見せられなかったが、天候や風の条件が変わる試合でやるべきことはできた」と笑みを浮かべた。

 1回目は飛びすぎを抑制するために低いスタート位置の6番ゲートから出た。ゲートファクターで24・5点を加点されたが、飛距離が伸びずに3位だった。「(助走で)滑っている感覚が違った。(宮の森で)男子と同じくらいの6番から初めて飛んで凄くいい経験ができた。女子ジャンプ界の成長を感じる」と収穫を口にした。24日はラージヒル(札幌・大倉山)に挑む。

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月23日のニュース