後藤未有 ミレニアム世代がメンタル成長、予選会上位へ

[ 2021年10月23日 05:30 ]

女子ゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース第2日 ( 2021年10月22日    兵庫県 マスターズGC=6571ヤード、パー72 )

<マスターズGCレディース第2日>3番でドリンクに舌鼓をうつ?後藤(撮影・井垣 忠夫)
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 【収穫の季節(2)】古江彩佳、西村優菜と同じ2000年生まれの後藤未有(21=やまやコミュニケーションズ)が飛躍の時を迎えている。

 アマチュア時代はナショナルチームで活躍。18年日本女子オープンでは8位となりローアマに。ただ、その後の道のりは平たんではなかった。19年プロテストは合格に1打足りず。TP単年登録者で臨んだ今季レギュラーツアーでは予選落ちが続いた。しかし6月のプロテストに合格すると調子も上向いた。今月のステップアップツアー「かねひで美やらびオープン」でプロ初優勝を飾った。

 勝因は技術よりもメンタルの成長だという。「プロテストに合格して気持ちが楽になった。以前は結果を残さなきゃと焦っていたけどゴルフを楽しめるようになった。それが優勝につながったのだと思う」と分析する。

 篠塚武久コーチに師事し、同門の男子プロ時松隆光と同じベースボールグリップでプレーする個性派。憧れの存在・宮里藍のように海外でのプレーを夢見ている。同世代の古江の米ツアー予選会挑戦にも刺激を受けるが「25歳くらいまでに行けたらいい」と話す。

 現在賞金ランク129位。来季レギュラーツアーの出場権を得るため予選会で上位に入ることが目下の使命。今大会は予選落ちしたが「パットに苦しんだけど、調子自体は悪くない。リセットして前向きに取り組みたい」。目標は明確だから気持ちにブレはない。

 ◇後藤 未有(ごとう・みゆう)2000年(平12)9月29日生まれ、北九州市出身の21歳。4歳の時にゴルフを始める。沖学園高出。19年日本女子アマチュア選手権2位。今年6月プロテスト合格。今季ステップアップツアー賞金ランク15位。1メートル57、58キロ。

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