ウッズ 根気64で堅首!無観客試合も浸水も関係なし「こんなにいいスコアで回れてビックリ」

[ 2019年10月27日 05:30 ]

USPGAツアーZOZOチャンピオンシップ第2日 ( 2019年10月26日    アコーディア習志野CC=7041ヤード、パー70 )

<ZOZOチャンピオンシップ3日目>7番、バーディーを奪い手を挙げるウッズ(撮影・沢田 明徳)
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 無観客試合で行われ、首位で出たタイガー・ウッズ(43)が64で回り通算12アンダーまで伸ばして2位に2打差をつけた。全米オープン覇者のゲーリー・ウッドランド(35)が66の通算10アンダーでウッズに続いている。松山英樹(27=LEXUS)は通算8アンダーで3位。27日に第3ラウンドを実施し、引き続き第4ラウンドを日没まで敢行。持ち越した分を28日の最終日に行う。

 派手なガッツポーズもなければ、歓声も拍手もない。米ツアーでは16年ファーマーズ・インシュアランス以来の無観客試合。それでもウッズはギャラリーに埋め尽くされた初日と同じように、アイアンショットをピンに絡め、難しいパットを事もなげに沈めた。

 「オフ明けでこんないいスコアで回れたことにビックリしている。アイアンも調子が良かったし、ボールはピンの手前についた」。コースに入れないファンの熱気に背中を押された。道路沿いにホールが伸びる4番。第1打を放った後に金網のフェンス越しに数十人のファンが「ゴー、タイガー」と声を張り上げた。「観客がいないと思っていたのでビックリした」。その声援に背中を押されるように7番で10メートルをねじ込み、後半は2度の連続バーディーを決めるなど、7バーディーを奪い首位を堅持した。

 この日は10番のフェアウエーが浸水し、ティーイングエリアを大幅に前に設置。376ヤードから140ヤードのパー4となる緊急措置が取られた。スコア計測システムの変更に時間がかかるなどの理由でパー3にできなかったためだが、76人中実に16人がイーグルを決め、52人がバーディーをマーク。ウッズも日本の試合では最短となるパー4で第1打を3メートルに乗せ楽々とバーディーを奪った。

 前日は映画館で話題の「ジョーカー」を観賞しドミノピザで食事をして気分転換。「あしたは長い一日になると思うが(最終日の)月曜日に向けていいポジションにいければ」。米ツアー最多の82勝に並ぶ歴史的瞬間は確実に近づいている。

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