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右太腿痛から復帰の冨安健洋「後ろは気にしなくて良い」後半開始から出場で鉄壁守備

[ 2022年11月24日 02:41 ]

W杯カタール大会1次リーグE組   日本2―1ドイツ ( 2022年11月23日    ハリファ国際競技場 )

<日本・ドイツ>後半、3バックで守る(左から)冨安、板倉、吉田(撮影・小海途 良幹)
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 難攻不落の要塞だった。後半開始から3バックの一角として出場したDF冨安健洋(24=アーセナル)は、抜群の対人能力で逆転勝利への呼び水となった。「ビハインドの状況だったので、後ろ(DF陣)は1対1を受け入れて守備することが必要だった」。冷静に振り返り「以前から言っていますが、昔ほど劣っていない。倒せるだけのクオリティーは持っていると思っていたし、それを証明できた」と胸を張った。

 カタール合流前に右太腿を痛め、直前の親善試合カナダ戦を欠場。11月3日の欧州CL1次リーグ・チューリッヒ戦(スイス)以来の実戦だった。だが名門アーセナルでレギュラーを張る男は別格だった。左サイドで縦関係を築いた長友や三笘には「後ろは気にしなくて良い」と伝え、ハイプレスを支えた。

 試合終了間際にはピッチに座り込むシーンがあった。「あれは流れが悪かったので。ちょっと断ち切ろうと思ったんです。症状?大丈夫か!と書いておいてください」。高いスペックとは裏腹に負傷がちなのは心配の種。これが次戦コスタリカに向けた“陽動作戦”であることを願う。

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2022年11月23日のニュース