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デンマーク・エリクセン、復活のタクトもスコアレスドロー 心停止から10番背負って大舞台

[ 2022年11月23日 04:40 ]

W杯カタール大会1次リーグD組   デンマーク0―0チュニジア ( 2022年11月22日    エデュケーション・シティー競技場 )

<デンマーク・チュニジア>競り合うエリクセン(右)=AP
Photo By AP

 FIFAランク10位のデンマークは同30位のチュニジアの堅守を崩し切れなかった。スペースができた後半は決定機を築いたものの最後の詰めを欠いた。後半25分のFWコーネリウスのヘディングはポストにはじかれた。

 昨年の欧州選手権で4強に入った強豪。ユルマン監督は「我々の夢は優勝することであり、我々の選手は優勝するための素質を持っている」と豪語。頂点に立った92年欧州選手権のモデルをモチーフにしたユニホームを採用し、30年前の快進撃の再現を狙っている。

 昨年の欧州選手権で心停止を起こし、奇跡の復活を遂げたMFエリクセンは先発。「3回目のW杯出場は特別」と話した背番号10は中盤でパスをさばき、後半24分には強烈なシュートを放った。奮闘も初戦勝利には結びつかなかった。

 ≪チュニジア 上々のドロー発進≫チュニジアは格上から貴重な勝ち点1を手に入れた。武器である堅い守りに加えて、攻撃でも再三見せ場をつくった。放ったシュートはデンマークと同じ12本。前半42分には裏に抜けたFWジェバリが相手GKと1対1となる好機もあったが、阻まれた。過去5度の出場はいずれも1次リーグ敗退。初の決勝トーナメント進出へ上々のスタートを切った。

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2022年11月23日のニュース